今、女性を中心に人気のセラピスト、という職業。資格情報にも掲載されていることが多くなっています。一口にセラピストと言っても、その種類は意外に多いのです。
大まかに挙げると、心身の不調を改善させるボディ系のセラピスト、カウンセラーに近いような内容の心理系のセラピスト、エネルギーを用いて不調改善などをするエネルギー系のセラピスト、動物を使ったペットセラピストなどがあります。
セラピストの種類と雇用形態
いろんなセラピストがいて、その年収もそれぞれ異なってきます。どれがどのくらい稼ぐことができるのかを調べてみました。そうすると、意外な金額が浮かび上がってきたのです。
セラピストは、会社に雇われてやるのと独立開業するのと、2つのパターンがあります。最初は大半の人が実績を積むためにどこそこ就職すると思うので、まずは雇われセラピストの給料を調べてみましょう。
セラピストとして有名なのはやっぱりアロマセラピストではないでしょうか。こちらは、規模の小さいサロンや地方などであれば月収にして15万から22万程度、大手や首都圏であれば、18万から25万程度となります。年収にして250から300万ぐらいを稼ぐことになります。経験があればこれにもう少しプラスされることが多いようですね。
これはカラーセラピストやペットセラピストもほぼ同じぐらいです。資格がある分、普通の事務員さんよりは高いかな、というイメージです。エステティシャンに近い感じでしょうか。そして大半がボーナスなどはありません。
そしてセラピストは完全歩合制、というところも多くあります。売り上げの3割から4割がセラピストの給与分となります。ホストや高級クラブのお姉さんたちは大半完全歩合制ですし、訪問販売がメインであった某コスメ会社も完全歩合制でしたね。セラピストに関しては、会社に在籍して仕事をする分には、自分がお客さんに営業をかけなくてもいい分楽かもしれません。
独立するとどうなる？
ある程度修行を積んだら、やはり資格があるセラピストは独立、という道を歩む人も多いですね。その際には、給料をもらう前に開業用の準備がいります。ベッドやリネン類、小物などがどうしても必要になりますし、自宅開業するにしても、生活感がないようにうまく目隠しをしたりしないといけないので、これにもどうしても資金が必要となります。大がかりにしなければ20万から30万程度で抑えることができるようです。
そしてその収入ですが、もちろんお客さんが来なければゼロです。ですので、店舗で働いている時についていたお客さんをそのまま引き抜いて来たり、広告などを打って営業をかけたりしなければいけません。そして、他との差を付けていく必要があります。どこに行っても同じ施術であれば、なじみのところ、または何となく安心感のある大手に行ってしまうのが人の心理だからです。
他と差をつけるためには
ですから、他との差をつけるため、自分のところ独自のサービスを編み出す必要があります。自分ではなかなか思いつかない場合もあるでしょうから、最初はプロの手を借りてみるのもいいでしょう。そういうサロン専用の集客方法を極め、提供しているコンサルタントも多いし、セミナーを開催している人もたくさんいます。
これはインターネットで検索すると山のように出て来ますので、その中から自分に何となく性格が近そう、という人を選んでみてください。生理的に受け付けない、というような人の話は不思議と聞く気にならないので、ここは重要です。
年収1000万セラピストを目指して
集客が成功しリピーターがついたセラピストの年収は1000万を軽く超えることも少なくないようです。自宅にいながら年収1000万超えなんてなかなかに理想的です。まずは、会社に入るのか、最初から独立するのか、会社で修業を積んでから独立するのかの道を定めましょう。それによって、年収が変わっていくことになります。
