今日できることは明日やる。ダイエットは明日から。三日坊主。そして、明日は明日の風が吹く。とっても励まされる言葉ですね!
・・・って、それはダメなんです。これ、使い方が違うものもありますが、すべてに共通するのはやる気が出ない、続かないってことです。今日はやる気がないから明日ね、なんて言ってたら恐らく一生、目標は達成できないんじゃないかと思います。
やる気は「なまもの」
やる気はある意味「なまもの」です。一番いい時をつかまないといけないんです。モチベーションが続かない、やる気が出ないのは、もしかしたらベストタイミングを見事に逃しているのが原因かもしれません。そして、続けさせるには、いかにその鮮度を保つかが大事になって来るのではないでしょうか。
関心が薄れてしまっていないですか
モチベーションが続かない理由をいろいろネット上で調べてみました。ホントにたくさんあるんですけど、その中でも今回注目したいのが、そのものに関心が薄れてしまった、というものです。これ、意外にあると思うのです。
例えば、今やっているビジネスを儲かるものにしたくて、そのためのセミナーに行きました。その時は「絶対稼げるようになってやる」と思っているはずです。そしてセミナーで素晴らしいノウハウを手に入れ、資料を手にして「よし、早速やるぞ!」と、モチベーションは最高潮。それがまあ、数日は続くでしょう。長ければもう少し頑張れます。
しかし、だんだんと他の目標や、仕事以外のプライベートに目移りしていき、だんだんと傾けていた情熱が他の所に分散し始めるのです。そうなると、もうモチベーションが続かないコースに入ってしまいます。そして「自分は本当にダメだ」と自信をなくしてしまい、さらにモチベーションがダダ下がりしていきます。
毎日違う目標を持とう
どうして時間とともにモチベーションが続かなくなるのか。それは「なまもの」だったモチベーションの鮮度が落ちてしまったからです。鮮度が落ちたら腐っちゃいますね。それを防ぐための方法は、常にフレッシュな目標を持つことです。そのために、毎日毎日、少しずつ違った小さな目標を立てるんです。
例えば、あなたが美容室のオーナーであるとします。売り上げを増やして儲かるためには、お客さんに来てもらう必要があります。新規客、リピーター、そのどちらも増やしたいですよね。そしてそれを増やすためのノウハウをセミナーで手に入れた。それを全部一度にやろうとすると難しいし、途中でダウンしちゃいます。だからこそ、それを小分けにして毎日の目標にしてください。
今日は顧客名簿の整理を完璧にする。今日は来月のはがきの文面を考える。今日は何か1つ、新しい話題を入れる、などです。お客さんがまた来店したくなるように、5分だけ掃除の時間を伸ばしてみる、などでもいいです。とにかく、学んだもの、またはあなたなりのノウハウを細切れにしてみてください。こうするとしばらく新鮮な気持ちでいられます。
そして、これを1ヶ月なら1ヶ月でルーティンにしてみてください。1ヶ月後にはまた状況が変わっていますから、同じ目標でも違う気持ちで取り組むことができます。そして、長く続けることによってこれがいつの間にか考えなくてもできるようになっています。息をするのと同じように、売り上げアップのための方法が自然にできるようになるでしょう。
フレッシュ第一
今回は「関心が薄れてしまった」という場合についてお話しましたが、もちろん他の原因でモチベーションが下がる時にはまた別の方法があります。それは別の機会にお話ししていきたいと思います。モチベーションは「なまもの」です。鮮度を落とさず、常にフレッシュさを保って、モチベーションが続かないという悩みにお別れしましょう。