世の中でいわゆる成功者、と言われる人たちを見てあなたはどう思うでしょうか。「ものすごく努力したんだろう、頑張ったんだろう」と尊敬する反面「運がいい人なんだろう」と思う気持ちもどこかにありませんか?
「きっと、持って生まれた運が強かったんだろう、自分とは違うな」というふうに考え、自分がその人と同じようになれる、とは思わないのではないでしょうか。でも、それは少し違うんです。
宇宙の法則と運
結論を先に言うと、「宇宙の法則」というものを意識的、または無意識的にでもうまく使いこなしている人が運がいい、と言われるのです。最初から持っているものではなく、引き寄せるもの、それが運なのです。
そうでなければ、孤児として生まれた人が富豪になったりすることもありませんし、逆に大金持ちに生まれた人が失脚する訳がないのです。つまり、どんな状況に置かれているとしても、宇宙の法則を上手に使って行けば、あなたも幸せに満ちた成功を手に入れることができる、ということなのです。
引き寄せの法則
宇宙の法則には3つあります。引き寄せの法則、意図的な創造の法則、そして許容し可能にする法則です。この中でも、特に有名で、かつトライしやすい「引き寄せの法則」についてお話していきましょう。
二度あることは三度ある、と言います。泣きっ面に蜂、という言葉があります。そして、笑う門には福来る、と言います。この3つ、どれもまさに引き寄せの法則にのっとったものなのです。似たようなもの同士を結びつける法則、それが引き寄せの法則なのです。
不幸は不幸を、幸福は幸福を呼ぶ
二度あることは三度ある、の方はあまり良い意味では使われませんね。悪いことが立て続けに起こるさまを言うことが多いです。マイナスのスパイラルです。泣きっ面に蜂も同じ。これは、いつも不安がっている人、いつも泣きたくなるような人には、不安になるようなこと、そして泣きたくなるようなことばかりが起きるのです。言い方を変えれば、「類は友を呼ぶ」という状態になっていると言えます。
周りを見渡してみてください。似たような人たちが一緒にいるのではありませんか?愚痴が好きな人はやはりそういう人たちが周囲にいて、いつも眉間にしわを寄せて愚痴っています。「私は不幸なの」と不幸自慢をしているような人の周りには、また不思議と似たような人が集まり、不幸を競っています。
ということは、幸せな人の周りには幸せな人が集まる、ということです。そして「笑う門には福来る」というように、笑っている人には、楽しいことがやってくるのです。悲しくても笑え、そうすれば楽しいことがやってくる、という話も耳にしたことがあるでしょう。無理をしてでも笑っていれば、良いことがやってくるのです。楽しい「フリ」でもいい、それが上手に宇宙の法則を使いこなし、運を上げるポイントなのです。
マインドを変えて運を呼ぶ
もしもあなたが成功したい、幸せになりたい、夢を叶えたい、というのであれば、それを現実に引き寄せてしまいましょう。これはちょっとしたコツがあります。例えば、自社の商品が昨日は1個売れたとします。これを険しい顔をして「1個しか売れなかった」というのではなく、笑顔で「0でなくてよかった!今日はきっともっと売れるはずだ」というふうに捉えるのです。
切羽詰まっている時こそ、これが必要です。そうして思考、つまりマインドセットを変えていくと、引き寄せの法則によりラッキースパイラルが起こり始めるのです。前向きになると、不思議と売るための努力もイヤでなくなるし、今まで思いもしなかったような良いアイデアが浮かんでくるようになります。ついネガティブなことを考えてしまう、という人は、ぜひ口に出す、そして文字にして常に目に入るところに置いて、ことあるごとに自分に言い聞かせる、を徹底してください。運は決められたものではなく、あくまでもあなたが引き寄せるものなのです。